ステロイド外用薬 〜強さごとのまとめ〜

強さ 商品名
I群 Strongest デルモベート
ダイアコート
ジフラール
II群 Very Strong フルメタ
アンテベート
トプシム
リンデロン-DP
マイザー
テクスメテン
ビスダーム
ネリゾナ
パンデル

ステロイド外用薬:III群(Strong)〜V群(Weak)

 

強さ 商品名
III群 Strong エクラー
メサデルム
ボアラ
ベトネベート
リンデロンV
フルコート
IV群 Medium ロコイド
リドメックス
レダコート
アルメタ
キンダベート
V群 Weak プレドニゾロン

ステロイド外用薬処方の目安:部位別・年齢別

 

重症度 部位 新生児~乳児 幼児~学童 青年~成人
軽度 頭部 ミディアム ミディアム ミディアム~ストロング
顔面~頸部 ウィーク~ミディアム ミディアム ミディアム
体幹・四肢 ミディアム ミディアム ミディアム~ストロング
陰部 ウィーク~ミディアム ウィーク~ミディアム ミディアム
中等度 頭部 ミディアム ミディアム~ストロング ストロング~ベリーストロング
顔面~頸部 ミディアム ミディアム ミディアム
体幹・四肢 ミディアム ミディアム~ストロング ストロング~ベリーストロング
陰部 ウィーク~ミディアム ミディアム ミディアム
重度 頭部 ミディアム~ストロング ストロング~ベリーストロング ベリーストロング~ストロンゲスト
顔面~頸部 ミディアム ミディアム ミディアム~ストロング
体幹・四肢 ミディアム~ストロング ストロング~ベリーストロング ベリーストロング~ストロンゲスト
陰部 ミディアム ミディアム ミディアム~ストロング

I群(Strongest)

 

特徴 主に体幹(胸、お腹、背中)に使用する。原則として顔・首や陰部には塗らない。

多量または長期使用で、皮膚萎縮・口囲皮膚炎・酒さ様皮膚炎などの局所副作用や副腎機能低下が問題となる。

痒疹結節でベリーストロングクラスでも十分な効果が得られない場合は、その部位に限定してストロンゲストクラスを使用することもある。

使用法 【塗り方】

・1日2回、入浴後と起床時に塗布するのが基本。

・1FTU(指先から第一関節まで)の量を手のひら2枚分の面積に塗布。

・十分量(てかてか光る・ティッシュがくっつく)を塗布することが重要。

専門医

コメント

ステロイド外用薬の中では最強クラスであり、漫然と使用するのは避けた方が良い。全身に湿疹がある場合でも全ての皮疹の重症度が等しいとは限らないため、重症な部分に限定してⅠ群を使用し、その他の皮疹にはⅡ群以下を使用するなど、併用しても良い。(皮膚科 ボブ)

II群(Very Strong)

 

特徴 主に体幹(胸、お腹、背中)・皮膚の厚い手や足に使用する。

多量または長期使用で、皮膚萎縮・口囲皮膚炎・酒さ様皮膚炎などの局所副作用や副腎機能低下が問題となる。

ベリーストロング間の作用の強さ:トプシム>フルメタ>リンデロンDP>アンテベート>マイザー>ネリゾナ>パンデル。

使用法 【塗り方】

・1日2回、入浴後と起床時に塗布するのが基本。

・1FTU(指先から第一関節まで)の量を手のひら2枚分の面積に塗布。

・十分量(てかてか光る・ティッシュがくっつく)を塗布することが重要。

専門医

コメント

ステロイド外用薬の中では上から2番目に強いクラス。漫然と使用するのは避けた方が良い。皮膚科医は比較的よく処方するクラス。(皮膚科 ボブ)

III群(Strong)

 

特徴 主に体幹(胸、お腹、背中)に使用する。
使用法 【塗り方】

・1日2回、入浴後と起床時に塗布するのが基本。

・1FTU(指先から第一関節まで)の量を手のひら2枚分の面積に塗布。

・十分量(てかてか光る・ティッシュがくっつく)を塗布することが重要。

専門医

コメント

皮膚科医以外にも比較的多く処方されるクラスのステロイド外用薬。I・II群と比べると副作用は軽微。(皮膚科 ボブ)

IV群(Medium)

 

顔や頭部(首)に使用する。

幼小児や高齢者では、IV群以下のステロイド選択が推奨される。

【塗り方】

・1日2回、入浴後と起床時に塗布するのが基本。

・1FTU(指先から第一関節まで)の量を手のひら2枚分の面積に塗布。

・十分量(てかてか光る・ティッシュがくっつく)を塗布することが重要。

乳幼児の全身、成人の顔面や陰部の湿疹に対して使用される頻度が高い。(皮膚科 ボブ)

V群(Weak)

 

特徴 目など弱い部分に使用する。

幼小児や高齢者では、IV群以下のステロイド選択が推奨される。

使用法 【塗り方】

・1日2回、入浴後と起床時に塗布するのが基本。

・1FTU(指先から第一関節まで)の量を手のひら2枚分の面積に塗布。

・十分量(てかてか光る・ティッシュがくっつく)を塗布することが重要。

専門医

コメント

皮膚に対する外用ステロイドとして使用される頻度は低い。(皮膚科 ボブ)