抗てんかん薬 〜てんかんの種類別の第1・2選択薬とは〜

P6-7)Naチャネル阻害薬
神経細胞におけるNaチャネルを阻害することで細胞内へのNa+の流入を抑え、神経細胞の異常な興奮を抑える。

P8)T型Caチャネル阻害薬
神経細胞おけるCaチャネルを阻害することで神経興奮シグナルのCa2+の流入を抑え、神経細胞の異常な興奮を抑える。

P9)Na/T型Caチャネル阻害薬
神経細胞おけるNaおよびCaチャネルいずれの活動も制限し、神経膜を安定させて、興奮性神経伝達物質グルタミン酸の遊離を抑制し、神経細胞の異常な興奮を抑える。

P10)AMPA受容体拮抗薬
グルタミン酸が作用するAMPA受容体への非競合拮抗作用により、神経細胞の過度な興奮を抑える。

P11)SV2A結合
神経伝達物質放出の調節を司っている神経終末のシナプス小胞蛋白2A(SV2A)に結合し、神経調節作用を持つ神経伝達物質の放出を抑制することで、てんかん発作を抑える。

P12-13)ベンゾジアゼピン系
脳のBZD受容体に作動薬として結合し、GABAの受容体親和性を高めることで神経興奮を抑制し、抗痙攣作用や催眠鎮静作用などをあらわす。

P14)バルビツール酸系
GABA受容体-BZD受容体-Cl-チャネル複合体におけるCl-チャネルを開口し、この神経細胞内へのClーの流入を促進することにより神経興奮を抑制する。

P15)複合作用
脳内で興奮性の神経伝達物質の遊離抑制作用や、GABAの増強作用によりてんかんの発作を抑える。